福祉のボランティアをやって現場を感じよう!児童、高齢、障がい分野などのボランティア体験

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 初めて福祉のボランティアをする時に、何からはじめたらいいか分からないですよね。児童や高齢者、障がい者分野など様々なボランティアがあり、それぞれ特徴があります。ここでは、各分野ごとのボランティア内容や実際にボランティアをする時に準備すべきこと、注意点、心構えなどを解説します。

1.福祉のボランティアってどんなもの?その内容とは?

 私は福祉のボランティアについて、その活動を通し人を楽しませたり喜んでもらったり、誰かの役に立つことができると考えます。なぜなら、人は誰かと交流することで、いろんな刺激を受け元気をもらうことができるからです。ここでは、福祉のボランティアを大きく4つの分野に分けます。

1)児童分野
2)障がい児・障がい者分野
3)高齢者分野
4)地域分野

 この4つの分野の具体例をあげてみます。

 1つ目の児童分野では、児童クラブや保育所等で子ども達と遊んだり見守りをする活動があります。読み聞かせをしたり、昔ながらの遊びを教えたり、子ども達と触れ合うことが中心となります。最近では、学校で学習が遅れがちな子どもに対する学習支援ボランティア、子ども食堂や塾に通えない子どもの居場所を提供し支援するボランティアも多くなっています。

 2つ目の障がい児・障がい者分野では、入所・通所施設や事業所へ行き、利用者さんの日中活動や就労訓練の様子を見守り、話し相手になったり、食事のサポートをしたりして交流をします。また、施設が行う納涼祭や障がい者スポーツ大会などイベントの運営ボランティアとして活動することがあります。

 3つ目の高齢者分野では、入所・通所施設や事業所へ行き、利用者さんの活動を見守り、一緒にレクをしたり、話し相手になったりして交流をします。特に、高齢者施設は納涼祭や運動会、敬老会、クリスマス会など季節ごとの様々なイベントが行われます。子ども達が高齢者施設を訪問して、歌や地域の伝統芸能を披露したり、一緒に過ごしたりする様子は、メディアで一度は目にしているのではないでしょうか。

 4つ目の地域分野では、地域で開催される福祉まつりの運営ボランティア、赤い羽根共同募金に代表される募金活動のボランティアがあげられます。そして、災害が起きた時に被災地で活動するボランティアがあります。地域の人のために、地域の人が交流できる場を作る活動を行います。

 これらの例は一部であり、他にもいろいろな福祉のボランティアがあります。福祉に興味のある人には、多くの人と実際に触れ合うことができるためボランティアはおすすめです。

2.ボランティアをやる際に準備、確認すべきこと

 ボランティアをやる際には、いろいろな準備が必要になります。思い立ってすぐその足で活動できるわけではありません。なぜなら、何も知らずにその場に行くと迷惑をかけてしまうことになるかもしれないからです。

 最低限しなければならないこと。それは、ボランティア活動をする際にはボランティア活動保険に加入しておくことです。施設等のイベント時や団体での受け入れの場合は、施設側が保険に加入してくれることもありますが、個人でボランティア保険に入っていることが受け入れの条件になることもあるので、受入れ先の施設へしっかりと確認しましょう。

 特に、個人でボランティア活動をする場合は、必ず自分でボランティア活動保険への加入手続きをしておく必要があります。もし、保険に加入していないと、活動時に誰かにケガをさせたり、物を壊したりした場合、自分で治療代などの費用を負担をしなければいけなくなり、高額の場合大変なことになってしまいます。自らのケガなどにも対応しているので、前もって加入しておきましょう。

 この「ボランティア活動保険」は、各都道府県・市町村にある社会福祉協議会で加入することができます(一部除外される活動があるため、加入の際に確認してください)。社会福祉協議会はボランティアを探している方への情報提供や相談にも乗ってくれるので、分からないことを聞いてみてもいいと思います。

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 そのほかに、持ち物や服装などを事前に確認しておく必要があります。ボランティアの内容によっては、着替えが必要になったり、ジャージや運動靴での活動が求められます。派手な服装やヒール、ネイル、無精ひげなどには気をつけ、何か気になることがあれば受入れ先の施設等へ聞いてみることが大切です。

 そして、できるならボランティアへ行く施設がどういう施設なのかを調べてから行くことをおすすめします。子ども、障がい者、高齢者がいるという漠然とした情報ではなく、普段は何をしているのか知ることで活動時の理解が早まります。思っていたのと違う、こんなはずじゃなかった、ということも避けられます。

 これらをみても、ボランティアに行く前には必ず施設や事業所に確認することが大切と言えます。

3.ボランティアをやる時の注意点や心構え

 ボランティアをやる時には注意することがあります。

 それは、自分の考え・判断だけでやらないということです。たとえば、障がい者や高齢者には一つの動作にとても時間のかかることがあります。それを時間がかかるからといって代わりにやるのはよくないことです。時間がかかっても自分でできることは自分でやるのが福祉での「自立」であるため、なんでもやってあげようという考えには注意が必要です。

 障がいがあることは可哀想なことではありません。あなたが持つ個性と同じように障がいという個性があるだけです。相手の気持ちを考えず、自分の思いだけでボランティアをするとただの自己満足で終わっている、なんてことになってしまう可能性があります。もし自分の知らないうちに、相手を傷つけてしまっていたら悲しいですよね。なので、ボランティアをする時は、相手の立場に立って気持ちを想像することも大切になります。

 ボランティアをやる際の心構えとして大事なことは、どんな人でも「一人の人間」として接することです。自分の色眼鏡に気づき、高齢であるから、障がいがあるからといって特別視せず、みんな同じ人間として意思を尊重すること。その人をありのまま受け入れること。それがボランティアをやる時にも必要なのです。

4.ボランティアの体験談

 ボランティア活動をすることで、いろんな福祉の現場を体験することができ、自ら成長することができます。例えば、同じ内容のボランティアをやっても日によってプログラムが違ったり、通ってくる利用者さんが変わったり、施設や事業所によっても様々な人と交流することができます。ここでは、最初に分けた4つの分野での体験談をご紹介します。

1)児童分野:児童養護施設のもちつき大会

 新年のもちつき大会へ参加。様々な事情により施設で過ごしている子ども達と、もちつきを通して交流ができた。一緒に準備を手伝ってくれる子や離れたところから見ている子など様々だったが、地域の人々も一緒に賑やかで楽しい時間を過ごすことができた。イベントの日だけではなく、今度は普段の子ども達と関わってみたいと思った。

2)障がい児・障がい者分野:障がい者通所施設の生活介護

 ボランティア先の施設では、知的障がいの方が7割以上を占めていた。日中活動の場所を提供しているということで、利用者さんができるペースでチラシ折りや軽作業を行なっていた。ある自閉症の方には、周りの様子が見えないように仕切りを設けて集中できる環境を作っていた。各々に合わせた配慮がされていて、職員さんの工夫をたくさん知ることができた。

3)高齢者分野:デイサービス

 訪れたデイサービスの事業所には70代の女性の方が多くいて、おばあちゃんたちが元気に話しかけてきた。レクをして笑いあったり、おやつを食べながらむかし話を聞いたりし、人生の先輩の知恵を聞くこともできた。高齢で少し介助が必要といってもできることはたくさんあり、まだまだ長生きしてほしいと思った。


4)地域分野:福祉まつりの運営

 運営のボランティアとして参加した。屋台をはじめ、車椅子体験、手作りおもちゃコーナー、動物とのふれ合いコーナーなどもあり、子どもからお年寄りまで地域の人々がたくさん訪れていた。手作りおもちゃのブースを担当し、子ども達に作り方を教えつつ順番待ちの対応をした。作ったものを嬉しそうに保護者へ見せる子ども達を見ていると自分も元気をもらえた。

 

 このように、ボランティアをすることで様々な刺激を受け、自分自身が成長できます。そして、福祉についても理解が深まり視野が広がっていきます。ボランティアをやってみたい方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。

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